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熱心なアルファ・ロメオ・フリークにとって、2010年は
一生忘れることができない濃密な年となった。というのも、
アルファ・ロメオの前身であるA.L.F.A.(ロンバルディア
自動車製造会社)が1910年に設立されてから今年で記念す
べき100周年を迎え、各地で関連イベントが精力的に開催
されたからだ。
数ある100周年関連イベントの中でも最も印象的かつ圧
巻だったのは、去る10月3日に神奈川県横須賀市にある長
井海の手公園 ソレイユの丘にて盛大に行なわれた『A.L.
F.A.100周年記念イベント in ソレイユの丘』で、当イベ
ントには驚くべきことに全国各地から約400台もの新旧ア
ルファ・ロメオが集結した。
筆者はイベント開催日と息子の運動会の日が運悪く重な
ってしまったため、残念ながら朝イチからソレイユの丘に
駆けつけることができなかった。しかし、なんとか午後2
時前には愛車(74年式GT1600ジュニア/内外装とも水色)
にて現地に到着することができた。
既述したように、約400台もの新旧アルファ・ロメオが
大集結したため、メインのイベント会場付近は満車状態で、
筆者は一般車用の駐車スペースにアルファをとめ、そこか
らイベント会場まで歩いて行くことにした。駐車場の誘導
スタッフに指示されたパーキング・スペースがアルファ関
連のイベント会場から結構遠い場所だったので少し疲れた
が、そのおかげで駐車場のほぼ端から端までをチェック=
一般車用の駐車スペースにとまっているアルファ・ロメオ
の雄姿についてもじっくり堪能することができた。
なお、新旧アルファ・ロメオに埋めつくされたメインの
イベント会場では稀少モデルや最新モデルのディテールを
間近で観察することができ、ステージ会場では太田哲也氏
をはじめとする著名人によるトークショーや、じゃんけん
大会などを楽しめた。
筆者は12年前からアルファ・ロメオを愛用しているが、
ソレイユの丘で開催された今回のイベントは、“アルファ
を買ってよかった……”としみじみ再確認できる有意義な
ものだった。100周年というキーワードを使えるのは今年
だけだが、是非とも101周年記念イベントも開催してほし
いものだ。再びソレイユの丘に集まるという嬉しいニュー
スが届くのを期待しながら待つことにしよう。
アルファ・ロメオをアルファ・ロメオたらしめている要
素、それはアルファの名が初めて冠された記念すべきモデ
ルである『24HP Torpedo』が鋭意生産されていた創成期や、
A.L.F.A.を買収したニコラ・ロメオが尽力していた時代を
経て、今日に至るまで脈々と受け継がれてきた熱き血統
(熱きDNAといったほうが正しいかもしれない)に他なら
ない。
アルファ・ロメオの精悍なエンブレムには“すべては勝
利のために”という、持ち前のスポーティさをウリとする
アルファならではのアイデンティティが秘められているが、
この気高き精神を根幹として、グランプリを戦っていた時
代は言うに及ばず、戦後、量産メーカーに転身した後もア
ルファ・ロメオはスポーティなブランド・イメージを一貫
して守り通し、また世界中の人々から愛され続けてきた。
そのような独特のヒストリーをバックグラウンドとして
誕生したアルファ・ロメオは、いつの時代にもドライバー
をワクワクドキドキさせてくれるといえ、見る者を楽しい
気持ちにさせてくれる流麗なモデルも数多く存在している。
クルマとしての素性のよさや、洗練されたエクステリア
・デザインの優位性を理解しやすい点もアルファ・ロメオ
のアドバンテージだといえるが、今後も躍動感溢れるスタ
イルを採用し、駆って楽しいアルファ・ロメオが数多くの
クルマ好きを魅了していくだろう。
最新のアルファ・ロメオといえばジュリエッタだが、説
明するまでもなく“ジュリエッタ”と聞いた瞬間にアルフ
ァ・ロメオ初の小型車として1954年にデビューした流麗な
ベルリーナ&ベルリネッタのことを思い出すファンが非常
に多いだろう。
そして、アルフェッタとアルファスッドとの間にできた
溝を埋めるためのミドル・レンジ・サルーンとして、1977
年にも“ジュリエッタ”という名のクルマが登場したが、
最新のジュリエッタは初代に匹敵するエレガントさと、2
代目に匹敵するスペースユーティリティを持ち合わせてい
るといっていい。これからのアルファ・ロメオを牽引して
いく存在として、新型ジュリエッタの販売が好調に推移し
ていくことを心底願っている。
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